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Mac上でVMware Fusion2.0を使って稼働させているopenSUSEに、VMware Toolsをインストールしたのでメモしておきます。

VMware ToolsをゲストOSにインストールすると、グラフィックスのパフォーマンスが向上したり、ホストOSであるMacとの間のマウスの移動がスムーズになったり、複数のOSを同時に操作するのに効果的な機能が追加されます。

また、ゲストOSのアプリケーションがまるでMacのアプリケーションであるかのように操作できるユニティモード機能が有効になります。

VMware Toolsをインストールするには、まず、VMware Fusionを起動しopenSUSEの仮想マシンを立ち上げます。[仮想マシン]メニューから、[VMware Toolsのインストール]を選択します。



するとCD/DVDドライブとしてマウントされます。


VMwareTools-e.x.p-116369.tar.gzというファイルを解凍すると、vmware-tools-distribというディレクトリができます。

mojamoja@suse:~/Desktop> tar xvf VMwareTools-e.x.p-116369.tar.gz
mojamoja@suse:~/Desktop> ls -lv
合計 53356
rw-r–r– 1 mojamoja users 664 2009-03-12 21:31 GnomeOnlineHelp.desktop
-rw-r–r– 1 mojamoja users 161 2009-03-12 21:31 SuSE.desktop
-rw-r–r– 1 mojamoja users 54544762 2008-09-11 10:34 VMwareTools-e.x.p-116369.tar.gz
drwxr-xr-x 7 root root 4096 2008-09-11 10:34 vmware-tools-distrib

vmware-tools-distribに移動し、vmware-install.plをroot権限で実行します。

インストールが始まり、しばらくすると以下のようなメッセージが表示されました。

Setup is unable to find the “gcc” program on your machine. Please make sure it is installed. Do you want to specify the location of this program by hand? [yes]

What is the location of the “gcc” program on your machine?

どうやらgcc(c言語コンパイラ)パッケージが必要なようです。YaST2でインストールします。

気を取り直してインストール再開です。

今度は以下のようなメッセージが表示されました。

Using compiler “/usr/bin/gcc”. Use environment variable CC to override.

What is the location of the directory of C header files that match your running kernel? [/usr/src/linux/include]

kernelソースも必要なようです。同様にYaST2でインストールします。

今度は無事にインストールできました。

openSUSEでGNOME Teminalを起動してみます。

[表示]メニューより、[ユニティ モードで起動]を選択します。

GNOME TeminalがMacのアプリケーションように操作できます。

これでホストOSとゲストOSを行ったり来たりする必要がなくなりました。これは便利!