株式会社ライブキャスト

Android 2.2を搭載する端末が市場に出回るようになってきましたので、遅れをとらないようAndroid 2.2の開発・テスト環境を構築したいと思います。

Android SDK 1.6からAndroid SDK and AVD Managerというツールが付いていて、SDKとAndroid Virtual Devicesの更新などが出来るようになったみたいです。

Android SDK 2.1をインストールしてみるより引用。

というわけで、まず、Eclipseから「Android SDK and AVD Manager」を起動します。

左ペインより、「Installed Packages」を選択し、「Update All…」ボタンをクリックすると、インストールするパッケージを選択する画面が表示されます。

ライセンス規約に同意（「Accept」を選択）し、「Install」ボタンをクリックすると、インストールが始まります。

しばらくすると、以下のようなメッセージが表示されました。

The Android SDK and AVD Manager that you are currently using has been updated, It is recommended that you now close the manager window and re-open it. If you started this window from Eclipse, please check if the Android plug-in needs to be updated.

インストールが完了したようですが、「Android SDKとAVD Managerが最新になりました。ウィンドウを閉じ、Eclipseを再起動して、プラグインの更新状況を再確認しましょう」ということのようです。

以下のような、インストールの状況を表示しているウィンドウを閉じて、Eclipseを再起動します。

‘adb start-server’ failed

と出ていますが、画面が開いていたため再起動できなかったのだと思われます。とりあえず先に進みます。

再度、Eclipseから「Android SDK and AVD Manager」を起動し、インストールされたパッケージを確認します。

ちゃんとAndroid SDK 2.2もインストールされています。

続いて、プラグインをアップデートします。Eclipseの「Help」メニューから「Software Updates…」を選択して、「Software Updates and Add-ons」画面を表示します。

「Installed Software」タブを選択して、「Update…」ボタンをクリックすると、アップデート対象の一覧が表示されます。

「Android DDMS」と「Android Development Tools」が表示されているので、それを選択して次に進みます。「Next」ボタンをクリックするとライセンス規約の同意画面が表示されます。

「I accept the terms of the license agreem・・・」を選択して、「Finish」ボタンをクリックして、アップデートを開始します。

また、しばらくすると以下のようなメッセージが表示されました。

It is strongly recommended you restart Eclipse Platform for the cahanges to take effect. For some add-ons, it may be possible to apply the changes you have made without restarting. Would you like so restart now?

ようは「Eclipseを再起動しなさい。」、ということみたいです。「再起動しないとちゃんと機能しないものがあるかもしれません。」と。ということで、Eclipseを再起動します。

再起動後にあらためてプラグインのバージョンを確認してみたところ、

「Android DDMS」、「Android Development Tools」ともに0.9.9v201009221・・・にバージョンアップされていました。

一通りアップデートが完了したので、Android 2.2のAndroid Virtual Devices（AVD）を作成して、emulatorから起動してみたいと思います。

「Android SDK and AVD Manager」を起動します。

「New」ボタンをクリックすると、AVD作成画面が表示されます。

TargetをAndroid 2.2にし、「Create AVD」ボタンをクリックしてAVDを作成します。

avd2.2が一覧に追加されています。

emulatorを起動し、gTranslatorを実行してみます。

無事、gTranslatorが実行されました！これでAndroid 2.2の開発・テスト環境が整いましたので、実機での動作確認前の入念なテストを、emulatorで行うことができるようになりました。