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Flash Builder BurritoでAIR for Androidを試してみた(準備編)の続きです。

AIR for Androidの開発のための準備が完了したので、プロジェクトを作成して、実機で実行してみたいと思います。

プロジェクトの作成

「ファイル」メニューから「新規」ー「Flexモバイルプロジェクト」を選択します。



「Flexモバイルプロジェクト」を作成する画面が表示されます。

プロジェクト名は、以前作成したAIRアプリ、TranslatAIRをAndroid用に移植しようと思い、「TranslatAIR4Android」としました。
「次へ」ボタンをクリックして次へ進みます。

モバイル設定画面が表示されます。特に何も変更せずに次へ進みます(「次へ」ボタンをクリックします)。

サーバ設定画面が表示されます。ここも何も変更せずに次へ進みます(「次へ」ボタンをクリックします)。

ビルドパスを設定する画面が表示されます。TranslatAIRでは、as3corelibライブラリを使用しているので、本来ここで設定することになりますが、取り急ぎアプリケーションを実機で起動させることを優先したので、「終了」ボタンをクリックして先に進みました。

なお、as3corelibがGoogle Codeから、GitHubに移動されていました。以降のメンテナンスはこちらで行われるようです。
mikechambers/as3corelib – GitHub

プロジェクトが作成されました。

実機で実行

早速、実行してみたいと思います。
プロジェクトメニューから「デバッグ」ー「モバイルアプリケーション」を選択します。

デバック構成画面が表示されました。

とりあえず、起動方法を「デスクトップ上」にし、Burrito付属のエミュレータで起動してみます。

あっという間に立ち上がりました。

今度は、AndroidデバイスをUSBでPCに接続して起動してみます。変化がわかるようにタイトルバーの「ホーム」を「TranslatAIR」に変更してみました。

起動方法を「デバイス上」にし、「デバッグ」ボタンをクリックします。

なにやらメッセージが表示されています。

Unable to connect to the debugger
(192.168.11.2)
Enter IP address or Hostname

デバッガーに接続できなかったようです。PC側のIPアドレスかホスト名の入力を要求しています。とりあえず、先に進みたかったので「Cancel」しました。

AIRアプリケーションがAndroidデバイス上で起動しました!

デバイスを横向きにしてみます。

デバイスの向きにあわせて、アプリケーションもちゃんと回転して表示されました!

ここまでするのに特殊な操作は全く必要ありませんでした。あまりにも簡単に実機で起動できたので、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、Android SDKを使わなくてもこんなに簡単にAndroidアプリが開発できるのなら、チャレンジしてみる価値は大いにあると思います。さらなるマルチデバイス対応に期待です!

TranslatAIRの機能がある程度実装できたら、また、ご紹介したいと思います。

AIR for Androidの実行にはAndroid向けのAdobe AIRが必要です(2011/1/11時点では、Android MarketでAdobe AIR 2.5.1が公開されています)。今回、AIR for Androidを実行した実機には、Android 2.2のHTC Desireを使用しましたが、AIRはインストールしていませんでした。ですが、何故か普通に起動して、それがすごくナゾだったのですが、デバッグ時には、Flash Builder Burritoが自動的にインストールしてくれることを後からtwitterで知りました。

正式版では、何か、メッセージ表示してくれると素敵だと思いました。アンインストールするにはどうしたらいいのか?というナゾは残っていますが・・・