2008年12月に公開されたLinux版AIRランタイムをopenSUSE 10.3にインストールして自作AIRアプリを実行してみました。
これで AIR がサポートするプラットフォームに Fedora 8, Ubuntu 7.10, Open Suse 10.3 が追加されたことになります。他の Linux ディストリビューションでも rpm か Debian パッケージマネージャをサポートするものでは動作させることは可能だと思います。
akihiro kamijo: Linux 用 AIR 1.5 公開より引用。
openSUSEはMac上でVMware Fusion2.0を使って稼動させています。デスクトップインターフェイスはGNOMEにしています。
まずは、Linux版AIRランタイムのインストールです。いつものように、Adobe – Adobe AIRからインストーラをダウンロードします。
デスクトップにダウンロードしました。
このアイコンをダブルクリックしても、以下のようなエラーが出て実行できません。
コマンドラインからインストーラを起動します。
実行可能になっていないので、
合計 13284
-rw-r–r– 1 mojamoja users 13553300 2009-02-05 22:50 AdobeAIRInstaller.bin
-rw-r–r– 1 mojamoja users 664 2009-02-05 20:51 GnomeOnlineHelp.desktop
-rw-r–r– 1 mojamoja users 161 2009-02-05 20:51 SuSE.desktop
実行権限をつけて、実行します。
mojamoja@suse:~/Desktop> ls -lv
合計 13284
-rwxr-xr-x 1 mojamoja users 13553300 2009-02-05 22:50 AdobeAIRInstaller.bin
-rw-r–r– 1 mojamoja users 664 2009-02-05 20:51 GnomeOnlineHelp.desktop
-rw-r–r– 1 mojamoja users 161 2009-02-05 20:51 SuSE.desktop
mojamoja@suse:~/Desktop> ./AdobeAIRInstaller.bin
インストーラが起動しました。
後はウィザードに従ってインストールしますが、root権限が必要になりますので途中でパスワードを要求されます。
AIRランタイムのインストールが完了したら、今度は自作のAIRアプリをインストールします。
インストールしたのはflashcast:フリーで働くITエンジニア集団のブログ: Macで動くAIRアプリのカスタマイズしたDockアイコンをアニメーションさせる方法のサンプルアプリです。
さあ、動くかな?
動いた!
GNOMEといえば、一般的にはMac OSX風のデスクトップインターフェイスと言われているのですが、見た目はタスクトレイっぽいです。
if (NativeApplication.supportsDockIcon) { Alert.show("DockIcon!"); } else if (NativeApplication.supportsSystemTrayIcon) { Alert.show("TaskTray!"); }
試しに判定してみたところ、Dockアイコンではなくタスクトレイとして認識されました。これならWindowsの場合と同じロジックで動作しますね。
KDE環境で試しても、きっとタスクトレイのような気がします。どなたか試された方がいらっしゃいましたら、是非、教えていただきたいです!